腸内環境を整えると、美人になるってホント?
「腸内環境を整えると、美人になるってホントですか?!」腸内環境を整える?美男美女?ピンときませんよね。いきなり唐突なお話なのでびっくりしちゃいますよね。
そのお答えの前に、美人の定義を考えてみましょう。輝く笑顔、綺麗な肌、健康的な体と心。どんなに生まれながらの美貌という素材が良くても、夜更かしのあまり目の下に酷いクマがあったり、肌荒れしていたり、体調不良のせいで暗い顔をしていると、折角の美貌も台無しですよね。
あ、病弱かつアンニュイな美貌で売る美女もいますが、それは一部の本当に稀な美人なので省かせて頂きます。悪しからず(笑)。
若いうちは無理が効きますが、若い頃のままの無茶な生活リズムを続けたり、食生活が乱れると、だんだん無理が効かなくなった体は悲鳴を挙げ、直接目に見えない『内臓機能』を蝕んでいきます。特に早々に蝕まれるのが『腸』。
腸には食べた物を消化するだけでなく、体内での化学反応により、体に有益な物質を作り出したり、免疫力を高める動きもあるのです。
腸にトラブルがあると、肌が荒れたり、疲れやすくなったり、便やオナラが臭くなったり、口臭がキツくなったり、病気になりやすくなったりします。
どんな美人でも、体調が悪いせいで、ものすごく不機嫌だったり、肌がめちゃめちゃ汚かったり、口臭がキツかったら百年の恋も冷めちゃいますよね。
腸内環境を整える上で、腸の健康を左右するのが、腸内に棲んでいる100種類以上の細菌です。この細菌には大きく分けて、善玉菌、悪玉菌、そして優勢な方に寝返る(←人間だけじゃなく、菌にも居るんですね(笑)日和見(ひよりみ)菌の3種類があると言われています。
善玉菌には皆様おなじみのヨーグルトに含まれるビフィズス菌などがあり、元気や美貌を保つビタミンを生成したり、体の免疫力を高めたり、腸内を酸性に保つことで排便がスムーズになったり、ウイルスや毒素の体内への侵入を防ぐ働きがあります。
一方、悪玉菌は美容の大敵である便秘を招いたり、大腸に送られるアミノ酸やたんぱく質を分解して体に有毒な物質を作り出し、様々な体の不調を招きます。
「最近、疲れが取れないし、病気になり易いなぁ。歳のせいかも・・・(涙)」と哀しく諦めていた方!「嫌な上司や夫(妻)からのストレスのせいかも!」と逆恨みの方!それは歳や上司や夫(妻)のせいなのではなく、腸のせいだったのかもしれませんよ!
腸内環境は、その人の生活習慣や食生活によって、善玉菌が増えたり悪玉菌が増えたりと戦国時代並みに領土争いを繰り広げています。
しかも悪玉菌が優勢になると、な、なんと!それまで害のなかった菌までもが「土壇場で豊臣軍から徳川軍に寝返った小早川秀秋」のように、急に悪玉菌に変わってしまうこともあるようです!
私達の知らない間に、恐るべき腸内戦国絵巻が繰り広げられているのですね〜!
ということで、腸内環境を整える上で、腸内の善玉菌をせっせと増やすことが出来れば、善玉菌による腸内全国制覇が達成され、便通も良くなったことから肌も綺麗になり、疲れが取れやすい健康的な体を取り戻すことにより笑顔が増える、という「美人の定義」に限りなく近づくことが出来ます!
腸内の善玉菌全国制覇のお陰で、腸内環境も整えられ、腸の持ち主でいらっしゃる皆様も美貌と健康を手に入れ、共にHAPPY♪ということになりますね。めでたしめでたしです。
尚、悪玉菌が腸内全国制覇をしてしまう状況が続くと、大腸がんや動脈硬化などを引き起こしてしまう、というデータもありますので、要注意ですね。腸内環境を整えることって、侮れませんね☆