十二指腸潰瘍の病院での治療費は?
十二指腸潰瘍は病院に行かず放っておくと、十二指腸の壁に穴があき、消化中の食べ物がお腹の中に流れ出し、最悪死亡するという恐ろしい病気です。
しかも一度治っても再発しやすい病気とも言われ、ピロリ菌の除菌など、きちんと病院で気を付けて治療しなければならないケースも多く見られます。
十二指腸潰瘍で病院に入院したり、治療したりする時、大体いくらくらい掛かるのでしょうか?
厚生労働省「医療給付実態調査 平成20年度」を参考にしながら見ていきましょう。
<十二指腸潰瘍の病院での治療のお値段は?>
厚生労働省のデータによりますと、十二指腸潰瘍・胃潰瘍の場合の病院への治療費・入院費は以下の通りとなるそうです。
1.1日あたりの医療費
入院した場合:30,168円、 外来の場合:8,074円
2.治療までの期間
手術した場合:18.1日、 手術なしの場合:24.2日
3.入院費用(3割負担の場合)
1日あたりの費用:9,050円、 めやす窓口支払い総額:200,117円
高額医療費制度を適用した場合(一般所得で70歳未満):84,100円
思ったよりも、結構高額になりますね!!!
<十二指腸潰瘍の病院での検査費用のお値段は?>
十二指腸潰瘍の病院での検査費用はX線造影検査のみの方が安く、保険適用でおよそ5千円前後だそうです。
内視鏡検査のみではおよそ8千円から1万円程度と少し高くなるようです。
両方とも同時に受けた場合は診察料などをその分併せることになり、1万2千円程度に収まるでしょうから若干割安になるようですね。
<十二指腸潰瘍の病院での治療は労災が下りるの?>
十二指腸潰瘍の病院での治療は、平成12年11月から保険適用となったそうです。全部自費だった時代は大変だったでしょうね。。。
尚、労災が下りるかどうかですが、労災とは、業務中(通勤・休憩中も含む)に病気・怪我・障害・死亡などに対して行われる保険給付です。
労災として認定される為には、怪我や病気の原因が、業務中にあったことを証明しなければならないのです。
最近は長時間労働を強いる、ブラック企業がよく問題になっていますが、このような長時間労働やストレスで十二指腸潰瘍になる場合も珍しくありません。
長時間労働と十二指腸潰瘍の因果関係を明確にし、医師の診断書と共に申請をすれば、労災認定が下りることもあるようです。
労災認定が下りれば、自己負担はほぼゼロになりますので、お心当たりの方は、労災認定の申請をしてみては如何でしょう。