十二指腸潰瘍治療中の運動はOK!?
十二指腸潰瘍になり、大量出血や穴があくほどの大惨事ではなく、空腹時に胃が痛いとか、ちょっとムカムカする以外は特に問題がない場合、運動しても大丈夫なのでしょうか?
学生で試合前の方や、アスリートの方にとっては、切実な問題ですよね。早速見てみましょう!
<十二指腸潰瘍の治療中は運動してはダメ?>
十二指腸潰瘍などの潰瘍の治療中は、安静が必要ですので、激しい運動は控えるほうが良いようです。
激しい運動は体力を余計に奪う為、十二指腸潰瘍の治りが遅くなってしまうからです。
ただ、安静といっても、ずっとベッドに寝たきりというのは、逆に健康面では良くありません。
歩いたり、自転車に乗ったりなど、日常生活での行為や、軽い運動であれば、寝ているよりずっと健康に良くストレス発散にもなるようです。
<十二指腸潰瘍治療中の運動注意点>
十二指腸潰瘍の治療中における、運動の注意点は、先程記載した激しい運動は控えること以外には何かあるのでしょうか?
1.食べてすぐの運動は控える
食べてすぐの運動は、胃で使うべき血液が全身に回ってしまう為、消化作業が遅くなってしまうので良くありません。
特に十二指腸潰瘍の治療中は、胃酸を抑制する薬を処方されることが多いので、特に気を付けましょう。
食後20分から1時間くらいは食休みをし、出来るだけ胃に使う血液を確保するよう努めましょう。
2.食べてすぐ横にならない
食べてすぐに横になると、食べたものが逆流しやすくなり、胃液も同時に逆流し、逆流性食道炎になり易くなります。
食後はなるべく座った状態で、のんびり過ごすようにしましょう。
そうは言っても、どうしても仕事上無理な場合は、せめて夜と朝ご飯だけでもゆっくり休むようにしましょう。
<十二指腸潰瘍治療時のお薦めな運動とは?>
それでは、十二指腸潰瘍の治療中にお薦めな運動はあるのでしょうか?
基本的に体に負担が掛からず、動作がゆっくりしているものがお奨めです。具体的にはヨガや太極拳などがお薦めです。
太極拳やヨガは、呼吸が深くなり、体の筋肉が緩みながらも、骨盤や脊柱の歪みが改善され、神経圧迫が取り除かれます。
また、メンタル面でも、呼吸が深くなることから、脳内ホルモンのセロトニンが分泌され易くなり、自律神経が整い、心が安定します。
更にストレスも発散出来る為、ストレスに弱い十二指腸潰瘍には非常に効果が高い運動です。
1日数分で結構ですので、十二兆潰瘍の治療中はヨガや太極拳を取り入れてみては如何でしょう?