潰瘍性大腸炎の治療

スポンサーリンク

潰瘍性大腸炎の治療法とは?!

潰瘍性大腸炎には、大きく分けて3つの治療法があります。具体的には、薬物による内科的治療法、手術による外科的治療法、そして血液成分除去療法です。

 

これらの治療法のうち、どれを選ぶかは、患者さんの潰瘍性大腸炎の状態や、潰瘍性大腸炎による生活の支障具合によって異なります。

 

この3つの潰瘍性大腸炎の治療法とは、どのような治療法なのでしょう。具体的に見ていきましょう。

 

 

<潰瘍性大腸炎の治療法 その1:内科的治療法>

 

潰瘍性大腸炎で最も広く行われているのが、この薬物による内科的治療法です。

 

使用される薬物には、『5−アミノサリチル酸(5−ASA)製剤』、『ステロイド薬』、『生物学的製剤』、『免疫調整薬』が使われています。

 

1.『5−アミノサリチル酸(5−ASA)製剤』

 

潰瘍性大腸炎の治療薬として一番多く使われている薬で、腸の中の炎症を局所的に抑える効果があります。

 

副作用としては、腹痛や下痢、吐き気、発疹、頭痛などの症状が出る可能性があるようです。

 

 

2.『ステロイド薬』

 

リンパ球の動きを抑え、炎症を強力に抑制する効果がある為、自己免疫疾患の治療薬に用いられることが多いのですが、長期間使用したり、使用量が多いと重度の副作用や合併症を発症するリスクがある為、注意が必要です。

 

副作用としては、顔のむくみや皮膚疾患、緑内障や白内障などの目の病気、骨粗しょう症、不眠やうつ状態などの精神症状を発症する可能性があります。

 

 

3.『生物学的製剤(抗TNFーα抗体製剤)』

 

潰瘍性大腸炎の元となる、TNF−αという物質を抑える効果がある為、治療には優れた効果をもたらします。

 

副作用としては、感染症のリスクが高まりますので、注意が必要です。

 

 

4.『免疫調整薬』

 

潰瘍性大腸炎は、免疫機能が誤って自らの大腸を攻撃してしまうことで発症しますが、この免疫反応を抑える効果があります。

 

免疫機能を抑制することから、様々な副作用が発症する可能性が高い為、定期的な検査や医師の診断が必要になります。

 

 

<潰瘍性大腸炎の治療法 その2:外科的治療法>

 

外科的治療法を選択する場合は、手術しないと命に係わる場合と、日常生活が潰瘍性大腸炎の為に著しく支障が出る(何度もトイレに駆け込む、など)場合があります。

 

手術しないと命に係わる場合とは、潰瘍性大腸炎の為に大出血や腸管に穴が空いた場合、大腸内に毒素やガスが溜まって膨らんだ場合、重症すぎて薬が効かない場合、大腸がんの疑いがある場合などがあります。

 

潰瘍性大腸炎の手術後は、仕事や食事などの日常生活における制限は無くなりますが、必ずしも完治しない場合もあるようです。

 

また、手術したことで、回腸嚢(かいちょうのう)に原因不明の炎症が発症したり、発ガンリスクもある為、術後も定期的な検査が必要となります。

 

 

<潰瘍性大腸炎の治療法 その3:血球成分除去療法>

 

血液の一部を体外に連続的に取り出し、血液中の白血球や血小板を吸着除去し、炎症を鎮める治療法を言います。

 

ビーズによる顆粒球吸着療法とフィルターによる除去方法の2種類があり、潰瘍性大法円やクローン病でも広く使われています。

 

循環時間は1時間ほどで、週1回で10回まで実施することが出来ます。薬物療法で効果が出なかった場合や、薬の副作用が酷い場合に選択されることが多いようです。


スポンサーリンク