小児の潰瘍性大腸炎

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小児でも潰瘍性大腸炎になる?!

潰瘍性大腸炎は、10代の子供や20代の若者に多く発症する病気と言われていますが、なんと小学校に入る前の、4〜5歳程度の小児でも発症するようです。

 

2005年の調査では、15歳未満の小児発症者数は、年間150人であり、日本ではそう多くはありませんが、欧米では1歳以下で発症する例もあるようです。

 

なぜ小児でも潰瘍性大腸炎を発症してしまうのでしょう? そしてその症状と治療法、そして注意点について詳しく見てみましょう。

 

 

<なぜ小児でも潰瘍性大腸炎を発症してしまうの?>

 

小児の潰瘍性大腸炎の原因は、現在の医療ではっきりと判明している訳ではありません。

 

ただ、アレルギー疾患や食生活の変化、何らかのウイルス感染、遺伝、環境ホルモン、不規則な生活などが考えられています。

 

特に食生活の変化は主な原因と考えられており、野菜や米中心の和食から、肉や魚などが中心の洋食へと、食生活が変化したことが挙げられます。

 

また加工食品による添加物の過剰摂取なども、アレルギー疾患や潰瘍性大腸炎の原因とも考えられています。

 

 

<潰瘍性大腸炎の小児の症状とは?>

 

小児の潰瘍性大腸炎の症状としては、大人同様、下痢や腹痛、血便などが見られるようです。症状が進行すると、発熱や体重減少、貧血などの症状も出ることがあるようです。

 

また、潰瘍性大腸炎を発症した小児は、やる気がなく、疲れやすい傾向にある為、そのような小児を見かけたら、潰瘍性大腸炎を疑い、病院に連れていくようにしましょう。

 

潰瘍性大腸炎の小児での発症率も年々増回傾向にあるようですので、小児でも下痢が多く、血便が出る場合は注意するようにしましょう。

 

 

<小児の潰瘍性大腸炎の治療法とは?>

 

小児の潰瘍性大腸炎の治療も、大人同様、薬物療法と手術療法があります。小児の場合は特に薬物療法で様子を見て、改善されない場合は手術療法に変更することがほとんどだそうです。

 

しかし、小児の潰瘍性大腸炎が進行し、腸管から大量出血が見られたり、腸に穴が開いてしまった場合、がんが疑われる場合は、最初から手術療法を行うようです。

 

 

<小児の潰瘍性大腸炎の治療の注意点とは?>

 

小児の潰瘍性大腸炎の治療で注意すべき点は、大人よりも積極的な治療を必要とする点が挙げられます。

 

小児が潰瘍性大腸炎を発症すると、直腸炎が全大腸炎に発展しやすく、大人よりも症状が広範囲でかつ重症化しやすいようです。

 

よって、小児に潰瘍性大腸炎の症状が見られた段階で、早期発見・早期治療に結びつけることが非常に大切です。

 

また、ステロイドは成長障害の原因になりやすい為、寛解維持を目的として使用することは避けるようにすべきです。

 

更にステロイドに限らず、潰瘍性大腸炎の治療で投与される薬には薬害がある可能性を考慮し、小児が潰瘍性大腸炎の治療をする間は、必ず身長や体重、二次性徴、骨年齢などの成長速度を、定期的に確認していく必要があります。

 

また薬の量も体重換算で投与しますので、4〜5歳くらいの小児に、10代後半と同じ量の薬を投与しないように、親御さん自身も気を配るようにしましょう。


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