潰瘍性大腸炎と透析治療

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潰瘍性大腸炎に透析治療?! 

潰瘍性大腸炎にはステロイド剤という薬が効果的であり、この薬を服用することで多くの方々が、普段通りの生活が出来るようになっています。

 

しかし、このステロイド剤には、筋肉が痩せたり、骨がもろくなる、病原菌への抵抗力が弱くなるなどの副作用が多く、減薬すると病気が悪化したり、薬を使用し続けると効果が無くなってくることが知られています。

 

その為、ステロイド剤よりも良い治療法が研究されていましたが、ついに潰瘍性大腸炎に薬でも手術でもない治療法が確立されました。

 

それは『白血球除去療法』といい、潰瘍性大腸炎の透析に似た治療法で、活性化している白血球を取り出し、フィルターにかけて除去して、血液を再度体内に戻すという治療法です。

 

話を聞くと、ますます人工透析に似ていますが、この潰瘍性大腸炎の治療法は、透析よりも短時間で、回数が少なく済むことが特徴的です。

 

それにしてもなぜ、潰瘍性大腸炎なのに、透析のような方法で白血球を除去する必要があるのでしょうか? またその方法にはどのような種類があるのでしょうか?

 

 

<なぜ透析のような形で白血球を除去するの?>

 

白血球は元来、細菌やウイルスなど、体に悪影響を及ぼす病原体を駆除する、大切な働きがあります。

 

しかし、潰瘍性大腸炎を発症すると、この白血球の免疫システムが誤作動を起こし、自らの腸を絶えず攻撃してしまう為に、炎症や潰瘍を生じてしまいます。

 

潰瘍性大腸炎が酷い患者さんの大腸粘膜には、多くの白血球が集まっていることが多いので、この不良と化した白血球を回収し、戻す必要が出てくるのです。

 

 

<潰瘍性大腸炎の透析に似た白血球除去方法とは?>

 

潰瘍性大腸炎の透析に似た、白血球の除去方法には、大きく分けて、膜式白血球系細胞除去、顆粒球除去、遠心分離法の3つがあります。

 

この潰瘍性大腸炎の透析は、40%〜70%は有効に作用し、副作用も治療中だけの一時的なものがほとんどで、安全な治療法と言われています。

 

もちろん潰瘍性大腸炎の透析は、ステロイドや他の治療との併用も可能ですし、減薬効果も期待されるようです。

 

1.膜式白血球系細胞除去
  患者さんから血液を抜き取り、繊維を編み込んだフィルターで血液をろ過して、全ての種類の白血球を取り除きます。

 

2.顆粒球除去
  患者さんから血液を抜き取り、細かい球を満たした器で血液をろ過し、白血球の中の『顆粒球』のみを除去します。
  この治療法は2001年から保険適用となり、週に一回1時間の治療を行い、5週間続けることになります。

 

3.遠心分離法
  患者さんから血液を抜き取り、血液中の細胞の比重の違いを利用し、白血球を除去する方法です。

 


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