血便が出たら何科を受診すべき?
血便が出た場合、何科を受診したら良いと思いますか?本やネットで調べると、内科、消化器科、肛門科などさまざまな科があり、迷ってしまいますよね。
しかし、迷っている間に時間が経ち、血便が落ち着いてしまうこともありますし、治ったと思っていたら、実は症状が悪化してしまっていた場合もあります。
一刻も早く病院で原因を究明して貰う為に、血便には何科を受診すればよいのでしょう?
<血便が出たら何科を受診すべきですか?>
血便が出たら、何科を受診するかどうかの前に、まずその血便がどのような血便なのかを観察してみましょう。
血便が真っ赤な鮮血だった場合や血便を排泄する際に痛みを感じる場合は、切れ痔の可能性がありますので、「肛門科」を受診しましょう。
また、血便がタールのようなドロドロする感じの場合は、消化器系臓器に何らかの問題が起きている可能性がありますので、「内科」もしくは「消化器科」を受診すると良いでしょう。
ただし、肛門科だと思っていたのに、原因は消化器だったということも大いにありえます。
よって、ある程度原因が自分でも心当たりがある場合は別として、大きな総合病院で診断を受けることがお奨めです。
大きな総合病院の場合は、受付で血便が出たことや症状を伝えると、何科を受診すべきか教えてくれる場合が多いようです。
よって、判断に迷う血便の場合は、総合病院の受付で何科に行くべきか、聞いてみるようにしましょう。
<血便が出た後の検査とは?>
血便が出て何科を受診するにせよ、問診の後は、直腸指診や大腸内視鏡検査、注腸造影検査などを行うようです。
直腸指検査とは、肛門から指を入れて確認する検査で、大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を挿入する検査を言うそうです。
注腸造影検査とは、大腸に肛門からバリウムと空気を入れ、レントゲン撮影を行う検査です。
その他にも必要に応じ、胃内視鏡検査や腹部超音波検査、CT検査などを行うこともあるようです。
<目で見えない血便が健康診断などで判明した場合>
目で見えない血便が健康診断などで判明した場合は、初期のガンやポリープの可能性があるそうです。
これらの検査は何科を受診するにせよ、便鮮血検査をすることで判明するそうです。
この検査で判明し、目で見える血便になる前に治療を開始することで、大腸ガンなどの死亡率が60%以上下がるそうです。
血便で何科を受診するにせよ、早期発見・早期治療の為に、病院で検査を受けるようにしましょう。