これは赤ちゃんの血尿!?
赤ちゃんのお世話をしていて、オムツ交換の際、赤ちゃんのオムツに鮮やかなオレンジ色やレンガ色の尿が付いていたことはありませんか?
血尿なのか、それとも変な病気のサインなのか、とても気になりますよね。この尿は赤ちゃんの血尿なのでしょうか?
<赤ちゃんのこの尿は血尿ですか?>
健康な赤ちゃんの尿は薄黄色から黄色ですが、発汗などで濃縮された尿は、濃い色になることがあるそうです。
しかし、まれに薄いピンクやレンガ色、オレンジ色の尿がオムツに付着することがあるようです。
結論から言うと、これは血尿ではなく、尿の中の「ウロビリノーゲン」という物質が空気に触れて酸化することにより、尿が変色したことで生じるようです。
また、赤ちゃんは腎機能が未熟な為、摂取した食べ物や飲み物、薬などの色素が、そのまま尿として排出される為、このような血尿に似た色になるそうです。
赤ちゃんが膀胱炎になった場合の血尿は、そもそも目で見えるものではなく、検査でしか分からない「潜血」であることが多いようです。
よって、オレンジ色やピンク色の尿が出ても、成長と共に無くなりますので、血尿や他の病気の心配は無用のようです。
<この色は赤ちゃんの血尿であることも!>
とはいえ、赤ちゃんの「赤色」や「コーラのような色」の尿の場合は、血尿であることが多いようです。
このような赤ちゃんの血尿の色が出たら、血尿が付着したオムツを持って、医師の診断を受けるようにしましょう。
また、赤ちゃんの血尿と同時に、尿の回数や量が普通ではなかったり、おしっこの度に泣くなどの場合は、より病気の確率が高まります。
このような症状が出ても、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。
<赤ちゃんに多い血尿の原因とは?>
赤ちゃんの血尿の原因で多いのは、「アデノウイルス」という、人の体に感染しやすいウイルスに感染したことだそうです。
アデノウイルスになると軽い風邪から肺炎、結膜炎、出血性膀胱炎などを引き起こすそうです。
尚、人に感染するアデノウイルスには現在49種類が発見されており、それぞれに番号が振られているようです。
特に「アデノウイルス11型」は血尿を引き起こしますので、注意が必要です。
なかなか聞きなれないウイルスではありますが、赤ちゃんの血尿には十分注意して、血尿が出たら、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。