血尿の検査とは!?
血尿が出たと言っても、その原因は内臓疾患や尿路疾患、ガンなど、様々なものがあります。
よって血尿の検査も実に様々あるようです。一体どのような血尿の検査があるのでしょう?
<血尿の検査 その1:検尿>
血尿の検査でも、まずは一番スタンダードな検尿から始まります。血尿の検査には朝起きてすぐの尿を採取します。
この尿に血尿が混入している場合は、安静時でも血尿があることが分かるそうです。
また、検尿には「2杯分尿法」という検査もあり、1回の排尿を排尿の最初の尿と終わりの尿の2回に分けて採取する方法があるようです。
この2種類の要の出血の有無や出血量の違いから、出血している部位を推測することが出来るそうです。
また、試験紙によりタンパク、糖、血尿(尿潜血)を検査し、更に顕微鏡検査で白血球や赤血球、円柱などの有形成分を調べるそうです。
<血尿の検査 その2:尿細胞検査>
検尿の一部を使い、尿路上皮がん細胞の有無を確認する検査を言うそうです。クラス1〜5があり、クラス4と5はガンが疑われるようです。
<血尿の検査 その3:血液検査>
血液を採取し、腎機能を検査するそうです。また糸球体疾患(大人の場合はIgA腎症)の可能性がある場合は、血清IgA値測定を行うこともあるようです。
<血尿の検査 その4:レントゲン(X線写真)>
血尿の他に横腹や背中の痛みがある場合は、腎結石や尿管結石の可能性がある為、レントゲンで結石があるかどうかを検査します。
但し、妊婦や妊娠の可能性がある女性には、この検査は行いません。
<血尿の検査 その5:超音波検査(エコー)>
腎臓や膀胱の異常や、前立腺肥大の有無を確認する為の検査です。
この検査では腎臓の胞性変化や腫瘍(良性・悪性共に)、膀胱結石や残尿量、膀胱腫瘍などが発見出来るそうです。
<血尿の検査 その6:CT>
通常のX線検査では判明しない、小さな結石や腎腫瘍、膀胱病変などがこの検査によって判明するそうです。
如何でしょう。血尿の検査といっても、実に様々な検査がありますよね。
ただ、このような検査を行っても、原因が分からない血尿もしばしばあるそうです。特に血尿以外に痛みなどの症状が無い場合は、顕微鏡的血尿が長期間続くことがあるそうです。
1度でも血尿が出た方は、その後違う原因での血尿が出る可能性もありますので、年に1回は血尿の検査を行うようにしましょう。