尿路結石の症状 6つ!
30代から60代の男性に多く発症するという尿路結石。尿路結石とは、尿の通り道である腎杯や腎盂、尿管や尿道、膀胱などに結石が出来た状態を言うそうです。
腎盂や腎杯で形成された結石(90%以上はカルシウムを含むカルシウム結石)が尿管に下りてくることで、尿が通りにくくなり、様々な症状が発症します。
尿路結石の患者数は、増加傾向にあるそうで、なんと日本人の10%は一生に1度は罹患する病気だと言われているそうです。
尿路結石になると、激しい痛みが突然襲う、などの症状があるようですが、具体的にはどのような症状があるのでしょう?
<尿路結石の症状 その1:激痛>
腎臓の粘膜には神経が無い為、腎臓の中に結石があるだけでは、通常痛みは無いそうです。
しかし、尿路結石が尿の流れに沿って、尿管内に落下して、尿の流れをせき止めてしまうと、七転八倒するほどの激痛に襲われるそうです。
また、尿路結石により、尿の流れがせき止められることで、腎臓が腫れる「水腎症」になると、強烈な痛みが発作のような症状を起こすそうです。
また、腎臓が腫れて内側の被膜が引き伸ばされることで、背中や下腹部、脇腹などにも激痛の症状が出るようです。
これらの尿路結石が原因の激痛は、夜間や早朝に発症することが多く、通常3〜4時間持続するそうです。
<尿路結石の症状 その2:血尿>
尿路結石が尿路を通過する際、尿路内の粘膜をこすって出血することにより、血尿が起こることもあるそうです。
この尿路結石による血尿は、明らかに見て分かる肉眼的血尿と、顕微鏡で判明する尿潜血があるそうです。
尿路結石による尿潜血の場合は、痛みの自覚症状がないことが多い為、健康診断や人間ドックで発覚することが多いようです。
<尿路結石の症状 その3:尿のにごり>
尿路結石がある状態で、なんらかの原因で雑菌が入り込むと、尿が濁る症状が出ることがあるそうです。
この尿路結石による尿の濁りは、白血球が混じっている「濃尿」の可能性が多く、腎盂腎炎に発展する可能性もあるそうです。
<尿路結石の症状 その4:発熱>
尿路結石を起こしている状態で、何らかの雑菌が入り込むと、腎盂腎炎を併発し、38〜40度の高熱の症状が出ることがあるそうです。
急にお腹への激痛と共に発熱の症状が出たら、尿路結石を疑う必要がありそうでう。
<尿路結石の症状 その5:腰が重い>
尿路結石があるものの、完全に尿管を塞いでおらず、少しずつ尿が流れていることもあります。
このような状態が続くことにより、急に激痛に襲われる訳ではなく、腰が重いような鈍い痛みの症状が持続することが多いようです。
いつまでも腰痛が治らない、鈍い痛みが続くなどの症状がある場合も、尿路結石が疑われますので、医師の診断を受けるようにしましょう。
<尿路結石の症状 その6:尿の異常>
尿路結石が尿道にはまり込み、尿の流れを完全に塞いでしまうと、全く排尿出来なくなることがあるそうです。
また、完全に尿の流れを塞いでいない場合は、残尿感や尿の流れが悪い、などの症状が出ることがあるようです。