尿路結石の治療薬の種類とは?!
尿路結石の治療薬として、様々なものが処方されています。ただ、残念ながら、全ての結石を溶かして完治させる薬は、未だ発見されておりません。
とはいえ、小さな結石を溶かす治療薬や痛みを和らげる薬など、様々なものがあります。どのようなものがあるのか、具体的に見てみましょう。
<尿路結石の治療薬 その1:排石促進薬・ウロカルン>
この排石促進薬は、尿路結石を溶かして出しやすくする薬です。小さい結石の場合は自然排石も出来ますが、大きな結石を溶かすことは出来ません。
大きな結石を衝撃波治療で細かく砕いた後に、排石補助として使用することも多いようです。尿路結石だけでなく、腎結石の排出促進にも使われます。
この治療薬は、古くから民間薬として使われてきたウラジロガシという植物の葉を原料としており、強力な作用はありませんが、副作用もほぼ無い為に安心して使用出来る治療薬です。
胃の不快感や下痢、発疹、痒みがあることもありますが、重い副作用はありませんので、気になる症状があれば、医師に相談してみると良いでしょう。
<尿路結石の治療薬 その2:鎮痛薬・鎮痙薬>
この治療薬は、痛みを和らげる効果があります。発作的な激しい痛みには、座薬が即効性もあり効果的だそうです。
尿路結石で使用される鎮痛剤:ナイキサン、ロキソニン、ボルタレン、ニフラン、インテバン座薬
尿路結石で使用される鎮痙薬:ブスコパン、セスデン、コスパノン、チアトン
<尿路結石の治療薬 その3:尿酸合成阻害薬・ザイロリック>
この尿路結石で使用される治療薬は、体内での尿酸の合成を抑える作用があるそうです。痛風や高尿酸血症などの治療にも使用されています。
副作用は少ないと言われていますが、発熱、発疹、食欲不振、胃部部会館、下痢、眠気、脱毛、めまいなどがあるそうです。
持続時間は6時間ですので、医師の処方に従って服用するようにしましょう。
<尿路結石の治療薬 その4:尿アルカリ化薬・ウラリット>
この尿路結石で使用される治療薬は、尿酸結石が尿の通路に出来ることを防ぐ効果があるそうです。
痛風や高尿酸血症などの治療にも使われ、他の尿酸排泄薬と一緒に服用することが多いようです。
腎臓や肝臓の悪い方や膀胱炎などの尿路感染症のある方は、医師の処方に従い、慎重に服用するようにしましょう。
副作用は少ないものの、下痢や軟便、胃の不快感や吐き気が見られることもあるそうです。