長期臥床と尿路結石

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長期臥床で尿路結石に!?

長期臥床(=いわゆる『寝たきり』)は、怪我や病気療養中の方はともかく、高齢化が進むにつれて年々増加傾向にあるようです。

 

長期臥床は、筋肉の衰えからくる体力全体の低下や、自立した生活を阻害するだけでなく、尿路結石という新たな疾病の原因にもなるようです。

 

なぜ長期臥床から尿路結石を発症するようになるのでしょう?そのメカニズムにつき、詳しく見てみましょう。

 

 

<長期臥床で尿路結石になるってホント?>

 

人間は、日常生活で立ったり歩いたりする際、体が地面と直立になっている為、心臓は体の隅々まで血液を送る為に多大な圧力を掛けています。

 

しかし長期臥床になると、体が常に地面と平行になるため、血液を心臓から体へと送る圧力が少なくて済むようになります。

 

そうなると、人間の体は使わない部分は衰えるように出来ている為、心臓の筋肉が弱ってきてしまうそうです。

 

心臓の筋肉が弱まることで、血流も滞りがちになり、新陳代謝も低下する為、尿も多く出なくなります。

 

排尿の量が減ると、腎臓内で尿を溜める時間が長くなり、尿が濃縮される為、尿路結石になりやすくなってしまうのです。

 

また、長期臥床になると、骨からもカルシウムが抜けて血液に分泌されてしまう為、尿路結石の原因になってしまうようです。

 

この現象は宇宙飛行士が悩まされる、無重力状態での体の衰弱と同一のようで、それを防ぐ為には少なくとも毎日1時間以上の運動が必要となるそうです。

 

 

<長期病床で尿路結石になる、その他の原因とは?>

 

長期病床になると、トイレに行けない方も増える為、尿道にカテーテル(=管)を留置し、尿の処理をすることが多くなります。

 

この尿道カテーテルを長期間留置していると、カテーテルが核となり、膀胱結石が出来やすくなってしまうようです。

 

また、先天的に腎盂と尿管の移行部が狭い方や腎盂や尿管に腫瘍がある方、痛風の持病がある方も、長期病床により尿路結石になりやすくなるそうです。

 

更に、副腎皮質ステロイド剤や炭酸脱水素酵素阻害薬、代謝拮抗薬、尿酸排泄治療薬なども、薬の副作用で長期病床の方は尿路結石になりやすいようです。

 

長期病床は尿路結石だけでなく、人生の楽しみや幸せを阻害します。出来るだけ長期病床にならないよう、健康管理に気を付けつつ、体を鍛えるようにしましょう。


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