犬の尿路結石の原因と予防法とは?
人間に多い尿路結石ですが、実は犬も尿路結石になりやすいということをご存じですか?
犬の尿路結石は、特定の犬種に多く発症したり、飼い主のちょっとした不注意で発症することも多く、最悪の場合は死に至る恐ろしい病気です。
犬の尿路結石の原因とは、そしてその予防法にはどのようなものがあるのか、詳しく見てみましょう。
<尿路結石になりやすい犬の種類とは?>
実は尿路結石になりやすい犬の種類というものがあるようです。具体的な犬種は以下の通りです。
パグ、ダックスフンド、ダルメシアン、ヨークシャー・テリア、チワワ、ミニチュア・シュナウザー
ペキニーズ、ビーグル、ウェルシュコーギー、ブルドッグ、コッカースパニエル 等々。
特に小型犬は膀胱結石を形成する傾向がありますので注意しましょう。
<犬の尿路結石の症状とは?>
犬が尿路結石を発症した場合、以下のような様子が見られるようです。
1.排尿の際に力んでいたり、時間が掛かる、排尿の回数が多い、血尿が出る、などの排尿異常がみられる
2.腹部を触ると嫌がったり、食欲がなくなる、嘔吐する
愛犬にこれらの症状が見られたら、尿路結石の可能性が高いので、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。
<犬の尿路結石の原因と対策とは?>
犬の尿路結石には以下の原因が考えられるようです。
1.食事:
新鮮でない水やたんぱく質、マグネシウム、リン、カルシウムが多い食事を与えることで、犬は尿路結石になりやすくなるようです。
タンパク質やミネラル、マグネシウム、リンなどの成分が適度に抑えられたフードを与えるようにしましょう。
尚、フレッシュオイルは尿路を健康に保つ働きがあり、ビタミンB2、B6は犬の尿路結石予防になるようです。
またビタミンCは、尿を酸性化することで、細菌感染症で発生した結石を最小限に保つ働きがあるようです。
これらの成分を多く含む食材やサプリメントを上手に摂取させるようにしましょう。
2.タバコの煙:
飼い主などの人間のタバコの煙はカドミウム含んでおり、犬の尿路結石の原因になるようです。飼い主は出来るだけ禁煙しましょう。
3.遺伝・犬種:
遺伝的な問題や、特定の犬種は、尿路結石を発症しやすいようです。これらの犬は日頃から特に注意深く飼育するようにしましょう。
4.細菌感染:
不衛生な犬のトイレや環境により、細菌感染することで、尿路結石の原因になるようです。犬の居る場所は清潔に保つようにしましょう。
5.水分不足:
水分摂取が少ないことで、尿が濃くなり、尿路結石の原因になります。ドライフードより缶詰フードを利用するなどし、多くの水分を摂取させましょう。
また、新鮮で綺麗な水を与えるようにしましょう。