尿路結石とX線検査

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X線検査は尿路結石に有効?!

尿路結石の検査方法には、尿検査、CT、MRI、X線検査などと、様々な検査方法があります。

 

特にX線検査は「レントゲン写真」と言われるもので、最も歴史がありつつも現在でも有効な検査方法として適用されています。

 

また、最近では撮影装置が進化して、より低被爆化・撮影の高度化が進んでおり、更に画像がデジタル化されることで画像処理や保存、検索が簡単に行えるなど利便性も増しているようです。

 

そんなX線検査は、尿路結石においても有効なのでしょうか?その有効性について詳しく見てみましょう。

 

 

<尿路結石の検査法・X線検査とは?>

 

X線検査とは、X線が人体を透過する時に各臓器や異物によって吸収率が異なることを利用し、人体の内部構造や変化を知ることで、病気の診断をする検査法をいいます。

 

X線は光の波長より短く、目に見えない電磁波の一種ですが、物質を透過する働きがあります。しかし、この透過性は密度や厚さがあるほど、透過性が悪くなります。

 

つまりこの性質を利用し、X線が透過した部分を「黒」、透過しない部分を「白」で表現したものがX線(レントゲン)写真なのです。

 

X線は、1895年にレントゲン博士が初めて発見したことから「レントゲン」と呼ばれ、X線を使った写真を「レントゲン写真(X線写真)」と呼ぶようになったそうです。

 

このX線検査は、尿路結石の結石の位置や大きさを知る上でも有効であり、現在もよく利用されているのです。

 

 

<尿路結石の検査で行われるX線検査:単純X線撮影>

 

尿路結石の検査で行われるX線検査には、「単純X線撮影」と「造影X線撮影」の2種類があります。

 

単純X線撮影は、いわゆる「レントゲン撮影」と呼ばれるもので、腹部や胸部、関節、骨を主に撮影します。

 

尿路結石の検査では、腎臓から膀胱までのX線写真を摂り、主に結石や石灰化等の有無を調べる検査に用いられます。

 

この方法で、約90%の尿路結石は確認出来ますが、大きさが2mm以下の小さな結石や、X線を通り抜けてしまう結石では撮影出来ない欠点があります。

 

また、骨盤付近に尿路結石がある場合は、骨盤骨と重なってしまい、尿路結石を発見しにくくなってしまうようです。

 

更に、腸管内にガスが多く存在する場合も、尿路結石の撮影は難しくなるようです。単純X線撮影はなかなか難しい点が多いようですね。

 

 

<尿路結石の検査で行われるX線検査:造影X線撮影>

 

対する造影X線撮影は、造影剤を使用して特定の臓器や気管をより詳しく撮影する方法をいいます。

 

単純X線撮影では、残念ながら尿酸やレスチンの結石はX線が通り抜けてしまう為、結石は撮影出来ませんが、この造影X線撮影では、造影剤を体内に注入することで撮影できるようになります。

 

造影剤を静脈に注射して、腎盂から尿管に造影剤が流れたところで撮影することがポイントで(=これを排泄性腎盂造影検査といいます)、X線撮影の陰影がはっきり出るようになる為、尿路結石が見つかり易くなるのです。

 

上記のように、造影X線撮影は、尿路結石の検査には非常に有効ではありますが、造影剤は「体内に異物を入れる」危険性もあります。

 

造影剤には稀に血圧低下、息苦しさ、腎機能障害、便秘や下痢、吐き気などの副作用も見られる為、手放しに導入するものではありません。

 

造影剤の危険性も十分考慮しながら、医師と相談の上、検査を行うようにしましょう。


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