子供に多い尿蛋白

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子供に多い尿蛋白が出る病気とは?

子供に多く発症する、尿蛋白が出る病気である『ネフローゼ症候群』という病気をご存じですか?

 

特に2歳から6歳くらいの幼い子供に多く発症し、尿蛋白の他に低タンパク血症やむくみ、嘔吐、下痢などを引き起こす病気です。

 

この子供に多い尿蛋白が出る病気、ネフローゼ症候群とはどのような病気なのでしょう?

 

 

<子供に多い尿蛋白が出る病気・ネフローゼ症候群とは?>

 

ネフローゼ症候群は、腎臓から尿にたんぱく質が多量に漏れ出る(=尿蛋白が出る)ことで、血液内のタンパク質が減ってしまい、むくみが生じる病気です。

 

血液内のタンパク質には、血管内の水分を保つ働きがありますが、血液内のタンパク質が尿となって排出してしまう為、体内の水分調整に異常が出て、水分が血管から体の組織に漏れ出す為、むくみが生じると言われています。

 

また、漏れ出した水分により胃腸がむくむと、下痢や嘔吐を引き起したり、肝臓が失われたたんぱく質を補てんしようとすると脂肪が一緒に作られてしまい、高脂血症になってしまうそうです。

 

高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が高い状態となる病気であり、注意が必要な病気のひとつです。

 

子供に尿蛋白が出る、ネフローゼ症候群の原因は、腎臓に直接の原因があって発症する突発性(一次性)ネフローゼ症候群が90%を占めるようです。

 

再発することが多い病気ではありますが、将来に慢性腎不全になることは少ないとも言われています。

 

 

<微小変化型ネフローゼ症候群の治療法とは?>

 

子供が尿蛋白が出ているだけでなく、むくみがある場合は、食塩と水分摂取を制限して、副腎皮質ステロイド薬を使用します。

 

子供に多い微小変化型のネフローゼ症候群は、ステロイド治療が良く効き、90%の子供が薬を投与してから7〜10日ほどで、尿蛋白が改善するそうです。

 

然しながら、副腎皮質ステロイド薬は比較的大量に使うことが多く、副作用として高血圧や消化管潰瘍、低カリウム血症、骨粗しょう症、緑内障・白内障などを発症することがあるそうです。

 

よって、子供の尿蛋白の治療に副腎皮質ステロイド薬を使う際は、子供の様子を見ながら治療をすることが大切です。

 

微小変化型のネフローゼ症候群は、子供の30%ほどは尿蛋白の再発を繰り返しますが、腎不全へ進行することは稀だそうです。

 

 

<副腎皮質ステロイド薬が効かない、ネフローゼ症候群の治療法とは?>

 

ネフローゼ症候群の原因が、慢性糸球体腎炎の場合は、副腎皮質ステロイド薬が効かない為、腎生検を行うことになります。

 

腎生検による組織診断を行うと、子供の尿蛋白の原因は、巣状糸球体硬化症という完治しにくい腎炎であることが多く、小児末期腎不全の原因の20%を占めるそうです。

 

しかし、子供の場合は大人に比べて治療効果が高く、完治することもあるようですので、子供に尿蛋白が検出されたら直ぐに医師の診断を受けるようにしましょう。


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