尿蛋白と尿潜血

スポンサーリンク

尿蛋白と尿潜血が同時に検出されたら?

健康診断や人間ドックで尿検査を行うと、尿蛋白と尿潜血、尿糖など様々な検査が同時に行われます。

 

尿蛋白の検査は、尿中に蛋白が一定量以上含まれている場合が陽性とされ、尿潜血は肉眼では確認出来ないものの、標準以上の血液が尿に混じっている場合が陽性となります。

 

尿潜血だけの場合は、泌尿器科を受診する必要がありますが、尿潜血と尿蛋白が同時に検出された場合は、腎臓専門医を受診する必要があります。

 

尿蛋白と尿潜血が同時に検出されると、どのような病気の可能性があるのでしょう?

 

 

<尿蛋白と尿潜血が同時に検出されたら>

 

結論から申し上げますと、尿蛋白と尿潜血が同時に検出された場合は、腎臓病に罹患している可能性があります。

 

腎臓の皮質には、糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる、毛細血管が糸玉のように球状に集まったものがあります。

 

この糸球体は、腎臓内の血液をろ過し、血球やたんぱく質以外の成分は尿として排出させる働きがあります。

 

尿蛋白と尿潜血が同時に尿検査で検出されるということは、糸球体に炎症が起こり、蛋白や赤血球が糸球体から漏れ出している可能性が高くなります。これを糸球体腎炎と言います。

 

尿潜血は糸球体の毛細血管が何らかの原因で切れ、赤血球が漏れ出すことで発症し、尿蛋白は糸球体からたんぱく質が漏れだすことで発症し、その漏れ出す量によって痛みや腎臓の障害が広範囲になるのです。

 

よって、尿蛋白と尿潜血が同時に検出された場合は、直ぐに腎臓の検査をし、治療をする必要があるのです。

 

 

<尿蛋白と尿潜血が検出されても、問題ないことも>

 

尿蛋白と尿潜血が検出された場合、上記のように腎臓病の可能性もありますが、問題ないケースもあるようです。

 

尿蛋白は激しいスポーツの後や発熱時、たんぱく質の過剰摂取やストレスなどで、一時的に尿蛋白が検出されることがあります。

 

また、尿潜血は痔や膀胱付近の傷、女性の場合生理前後に尿検査をした場合などでも一時的に尿潜血が検出されることがあります。

 

このような一時的に尿潜血や尿蛋白が検出された場合は、必ずしも腎臓や尿路の病気ではない可能性もあります。

 

よって、何度か定期的に尿検査をし、経過観察をしていくことが大切なのです。

 

 

<腎臓に異変があると判断されたら?>

 

尿蛋白と尿潜血が同時に検出され、腎臓に何らかの異変があると判断されたら、すぐに投薬治療を開始します。

 

尿蛋白と尿潜血が出る腎臓病は、早期発見・早期治療をしないと、薬が効き難くなりますので、治療までのスピードが大切になります。

 

腎臓病になると、尿蛋白や尿潜血が出て、顔や手足にむくみを生じるようになります。

 

更にそれを状態を放置していると、貧血や食欲低下、尿毒症、吐き気などの自覚症状が出てくるようです。

 

自覚症状が出た場合は、すでに重症であることが多いので、少しでもおかしいな、と思ったら、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。


スポンサーリンク