膀胱炎と尿蛋白

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膀胱炎で尿蛋白が検出される理由とは?

膀胱炎は、10代後半から30代の女性、中高年の男性に多く発症する病気であり、排尿痛や頻尿、尿混濁などの症状を伴います。

 

その為、あまり膀胱炎から尿蛋白が出ることを意識していない方も多いと思いますが、放置することで慢性膀胱炎や様々な合併症を引き起こしてしまうのです。

 

尿蛋白といえば、腎臓に疾患がある場合が多いですが、なぜ膀胱炎で蛋白尿が検出されるのでしょうか?

 

 

<なぜ膀胱炎で尿蛋白が検出されるの?>

 

健康な方の場合、尿にはたんぱく質はほとんど検出されませんが、腎炎や膀胱炎、前立腺炎といった病気があると、尿蛋白がプラス以上の『蛋白尿・陽性』となります。

 

尿蛋白が陽性の場合は、『疑陽性』『1+』『2+』『3+』『4+』とあり、数字が大きいほど、尿蛋白が多く検出されていることを意味します。

 

膀胱炎の場合は、腎臓から尿蛋白が出る訳ではなく、膀胱や尿道の炎症により、粘膜が剥がれ落ちたり、その他の要因で尿蛋白が出ることが多いようです。

 

膀胱炎が完全に治れば、尿蛋白も出なくなりますので、まずは膀胱炎の炎症を抑えることが、尿蛋白が出なくなることに繋がります。

 

なお、膀胱炎が治っても尿蛋白が検出される場合は、ネフローゼ症候群や腎炎などの腎臓疾患が疑われますので、精密検査をする必要があります。

 

 

<膀胱炎で尿蛋白が出ているかは、どのように調べるの?>

 

膀胱炎で尿蛋白が出ているかどうかは、尿検査をして診断します。尿検査には試験紙の色を見る検査、採取した尿を遠心分離に掛けて成分分析をする検査、膀胱炎の原因菌の検査などがあります。

 

それぞれの検査につき、詳しく内容を見てみましょう!

 

1.試験紙での色の変化による検査

 

試験紙に尿を染み込ませ、色を見ることで、糖やたんぱく質、ケトン体、鮮血反応を調べることが出来ます。

 

膀胱炎の場合は、尿蛋白や潜血の有無を調べることが可能です。

 

 

2.尿沈査

 

採取した尿を遠心分離機に掛け、成分を分離させて尿の成分を調べる検査です。

 

この尿の成分分析により、膀胱炎や腎臓の状態を調べることが出来、更に成分分析により尿蛋白が出ているかどうかも調べることが出来ます。

 

 

3.尿細胞検査

 

膀胱炎の原因菌を探るべく、尿から抽出した細菌を培養し、原因になる細菌を特定する検査です。

 

この検査により、細菌に効き目のある抗生物質は何かを調べることが出来、膀胱炎の炎症を止め、尿蛋白が出ることを防ぐ作用のある薬を特定します。

 

急性膀胱炎の場合は、抗生物質を投与することで劇的に良くなり、なんと1〜2日で症状が軽くなり、1週間ほどで完治するそうです。

 

膀胱炎から尿蛋白が出ることは、炎症が進んでいるサインでもあります。膀胱炎の悪化や合併症の発症を防ぐ意味でも、膀胱炎で尿蛋白が出たら、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。


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