赤ちゃんと吐血

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赤ちゃんの吐血原因は胃食道逆流症かも?

赤ちゃんの吐血原因といえば、『新生児メレナ』が有名ですが(詳しくは当HPの『赤ちゃんの吐血は新生児メレナですか?』をご参照願います)、胃食道逆流症が原因である可能性があることをご存じですか?

 

生後2か月頃までの赤ちゃんは、食道括約筋が未熟なため、生理的な逆流現象を起こしやすくなりますが、放置すると赤ちゃんの健康だけでなく、発達にも影響を及ぼすこともある為、注意が必要です。

 

しかも、胃食逆流症は、単にミルクを吐いてしまうだけでなく、吐血や下血など様々な症状を引き起こしてしまうそうです。

 

それでは、赤ちゃんの吐血原因の1つといわれる、胃食道逆流症とはどのような病気なのか、詳しく見てみましょう。

 

 

<赤ちゃんの吐血原因は胃食道逆流症かも?>

 

赤ちゃんに限らず、人間の体では、食べたものは食道と胃の繋ぎ目の『噴門部(噴門部)』にある下部食道括約筋という筋肉で、食道へ逆流しないようになっています。

 

しかし、赤ちゃんの場合は、食道括約筋の働きが未熟であり、ミルクをだらだら吐く『噴門弛緩症』や、ミルクを噴水のように吐いてしまう『肥厚性幽門狭窄症』などを起こしやすくなります。

 

この胃食道逆流症を放置すると、胃液の逆流により食道粘膜の炎症が起き、潰瘍ができて出血することによって吐血したり、下血したり、食道の通りが悪くなったりします。

 

また、気管支炎や肺炎になり、ゼイゼイ、ヒューヒューなどの呼吸音がするようになったり、体重減少、吐血による貧血になることもあるようです。

 

更に、チアノーゼや無呼吸発作などの呼吸障害などの症状も発症することがあるようですので、赤ちゃんに吐血などの症状が見られたら、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。

 

 

<赤ちゃんの吐血原因の検査と治療方法とは?>

 

赤ちゃんが吐血やミルクをだらだら吐いたり、噴水のように吐く場合は、24時間pHモニターで胃酸が食道へ逆流しているかを確認します。

 

また、赤ちゃんの吐血や下血の症状など、食道粘膜の炎症による潰瘍が疑われる場合は、内視鏡検査で確認をします。

 

症状が軽い場合は、粘度が高い特殊なミルクを少量ずつ与えて様子を見たり、食後は赤ちゃんを横に寝せず、抱っこなどでゲップや排便、排ガスを促します。

 

また、離乳食に刺激物を含まないように注意することで治癒することもあるようです。

 

しかし、それでも赤ちゃんの吐血が治まらず、症状が酷くなるような場合は、赤ちゃんの健康や成長に大きく影響する場合もある為、医師と相談の上、手術を行うかどうかを決定します。

 

ただ、赤ちゃんの場合は、成長に伴って逆流防止機能が出来上がっていく為、1歳くらいまでは様子を見て、それでも症状が治まらない場合は、噴門形成術という手術で逆流を防ぐしくみを作るようです。


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