吐血と下血

スポンサーリンク

吐血と下血のメカニズムは違う?

突然ですが、吐血と下血の違いとは、どのようなものかきちんと説明出来ますか?

 

吐血は口から血を吐くことを言い、下血は排便や排尿時に出血することを言いますが、実は出血する部位によって吐血か下血かがほぼ決定されるようです。

 

一体どのようなメカニズムで吐血や下血になるのでしょう?そして吐血や下血を発症した際、どのような点を医師に伝えたら良いのでしょうか?

 

 

<吐血と下血のメカニズムの違いとは?>

 

吐血は胃や食道、十二指腸潰瘍などの『上部消化管』と呼ばれる体の上部にある消化器からの出血により、発症することが多いと言われています。

 

また吐血は肺からの出血による『喀血』や、呑み込んだ鼻血を吐き出した場合もあります。更に赤ちゃんの場合は、母乳を飲む際に母親の傷口から出た血を飲み込んだことから、血を吐き出すことで吐血することもあるようです。

 

主な吐血をもたらす病気には、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、食道静脈瘤、胃がん、出血性胃炎、マロリー・ワイス症候群などがあります。

 

一方、下血は上部消化管からの出血もありますが、その下にある小腸や大腸、肛門付近からの出血から下血となることがあります。

 

主な下血をもたらす病気には、潰瘍性ポリープやガン、クローン病、潰瘍性大腸炎、血管性虚血性大腸炎、痔などがあります。

 

このように、同じ血を排出する吐血と下血ですが、出血する部位によってメカニズムが異なることが分かります。

 

ただ、病状の悪化により、同じ部位からの出血でも、吐血と下血の症状が同時に出る場合もあるようです。

 

 

<吐血と下血の共通点とは?>

 

それでは、吐血と下血の共通点には、一体どのような点があるのでしょう?

 

吐血や下血の血液の色は、吐血の場合は口、下血の場合は肛門に近い部位から出血すると、鮮血に近くなり、遠ざかると黒っぽい色になります。(下血の場合はタール便になります)

 

また、吐血や下血の原因となるものには、持病や服用した薬の副作用、ピロリ菌による潰瘍の進行、ガンや肝硬変など重病の症状であることも共通点として挙げられます。

 

特にアスピリンなどの解熱鎮痛剤は、口からの服用だけでなく座薬でも潰瘍の原因になることがありますので、注意が必要です。

 

吐血や下血は、消化器やその他の臓器で、重大な疾患が進んでいるサインでもあります。

 

吐血や下血の症状が見られたら、勝手な自己判断で市販薬で誤魔化したり、放置することなく、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。

 

 

<吐血や下血時の医師に伝えるポイントとは?>

 

吐血や下血を発症したら、以下のポイントについて医師に説明すると、病変の判断に役立ちます。

 

1.吐血や下血を発症した状況:いつからか、発症した状況説明、一度に出血したか、少しずつ何度も出たのか

 

2.出血の量や形状:吐血や下血の色、下血の際の泡立ちの有無、痰の有無、

 

3.他の症状の有無:咳、痛み、吐き気、鼻血、発熱、貧血、不快感の有無など

 

4.吐血の際の咳の有無:いつからか、咳の強弱、胸の痛みの有無、熱の有無、呼吸困難の有無など


スポンサーリンク