吐血の色

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吐血の色で病気が分かるってホント?

吐血と一口に言っても、吐血の色には『鮮血』や『暗褐色』など、様々な色があるようです。

 

この吐血の色で、おおよその出血場所や病状が推定出来るようですが、一体吐血の色でどこまで分かるのでしょう?

 

 

<鮮血の吐血が出た場合>

 

咳と共に鮮血の吐血が出たり、たんと混じって吐いた鮮血の中に泡が混じる場合は、ほとんどの場合、肺や気管支などの呼吸器系の病気であることが多いようです。

 

この場合の吐血は、『喀血』と呼ばれ、胃や十二指腸などからの消化器系からの吐血とは区別されるようです。

 

吐血の色が鮮血なのは、肺などから出血してから吐血まで、あまり時間が経っていない為に、血液の酸化を免れているからです。

 

肺や気管支などの呼吸器からの吐血は、量があまり多くないことが特徴で、鮮血の色を持つ吐血を吐いただけで、そのまますぐに命の危険が及ぶことは少ないです。

 

しかし、鮮血の色をした吐血の血が気管に詰まり、窒息死する可能性がありますので、油断は禁物です。

 

また、鮮血色の『血の塊』が大量に吐血される場合は、食道静脈瘤からの出血が疑われます。

 

食道静脈瘤からの出血は、重症の肝硬変や門脈圧亢進症が原因のことも多く、初回の出血で死亡することが多い為、大至急救急車を呼ぶ必要がありますので十分注意しましょう。

 

 

<暗褐色の吐血が出た場合>

 

暗褐色の吐血が、嘔吐と共に出た場合、胃や十二指腸に病変があることが多く、その原因の70%は胃潰瘍や十二指腸潰瘍と言われています。

 

暗褐色の吐血は、吐血までに胃酸などで血が酸化してしまう為、鮮血色ではなく、暗褐色になると言われています。

 

ただ、同じ上部消化管からの出血でも、吐血量が多く、出血後にすぐ吐血した場合は鮮血色であることもあるので、注意が必要です。

 

胃や十二指腸などの消化器系からの出血では、吐血量は多くなりがちで、その量は洗面器一杯になることもあるそうです。

 

しかし、実際には、胃液や食べ物の残りかすが混じっているせいでもあり、暗褐色の吐血自体は、それほど多くないことがあるそうです。

 

暗褐色の吐血は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の他には、胃がんや急性胃炎、胃肉腫などが疑われる為、精密検査が必要になります。

 

吐血の色が鮮血色であれ、暗褐色であれ、吐血した事実は体が重大な病気に侵されたサインでもあります。

 

たとえ少量であっても、続けて吐血するときは、命の危険に及ぶ可能性があります。少しでも吐血した場合は、吐血の色や吐血時の状態を覚えておき、すぐに医師に伝え、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。


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