胃痛と吐血

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胃痛や吐血の原因は急性胃粘膜病変?

急に激しい胃痛や吐き気、嘔吐、吐血などの症状に見舞われ、緊急の内視鏡検査で胃や十二指腸に多くの潰瘍やびらんが認められたことはありませんか?

 

実はその症状は急性胃粘膜病変といい、様々な原因で発症する症状だそうです。

 

このように急な激しい胃痛や吐血を引き起こす、急性胃粘膜病変とはどのような病気なのでしょう?

 

 

<急性胃粘膜病変の原因とは>

 

急性胃粘膜病変の原因は、精神的ストレスや手術や怪我などの肉体的ストレス、抗生物質や抗がん剤、解熱鎮痛薬、副腎皮質ホルモンなどの薬の副作用が原因で発症するそうです。

 

また、農薬や洗剤などの化学物質や香辛料、アルコール、コーヒーや紅茶などの飲料の摂取も原因となるようです。

 

更に、食中毒やアレルギー反応、アニサキスなどの寄生虫感染、肝臓病や腎臓病などの重い内臓疾患がある患者さんにも発症するそうです。

 

このような原因により、胃酸が出やすくなり、胃粘膜の血液循環が悪化することにより、粘膜に潰瘍やびらんが生じ、そこから急激な胃痛や吐血を引き起こすようになるようです。

 

また、最近では、ヘリコバクター・ピロリ菌も胃痛や吐血などの原因となる為、急性胃粘膜病変との関連性が疑われているようですが、現時点では明確には確認できていないようです。

 

 

<急性胃粘膜病変の診断方法とは?>

 

急激な胃痛や吐血を発症する、急性胃粘膜病変の診断は、胆嚢や膵臓、心臓の病気の可能性もある為、十分な注意が必要となります。

 

胃痛や吐血を発症した場合は、まず第一に胃(上部消化管)内視鏡検査を行います。

 

激しい胃痛や吐血の症状がある場合は、粘膜の一部が欠損したびらんや出血、粘膜が深くえぐれた潰瘍が生じている可能性が高くなります。

 

以前は造影剤のバリウムを飲み、X線検査を行うことが多かったようですが、吐血や胃痛が激しい時にバリウムを飲むことは大変であり、現在ではほとんど行われていないようです。

 

また、血液検査でも特徴的な結果が出ないことが多い為、胃内視鏡検査は胃痛や吐血の原因究明には、非常に重要な役割を担っているのです。

 

 

<急性胃粘膜病変の治療法とは?>

 

急激な胃痛や吐血を発症し、急性胃粘膜病変と診断されると、症状が軽い場合は内服薬の服用と経過観察により、短期間で症状は治まるそうです。

 

しかし、重症の場合は入院したうえで、胃痛を抑えるために絶食し、点滴を受けます。また、吐血が酷く貧血になる場合は輸血が必要なこともあるようです。

 

また、出血による吐血が酷い場合は、潰瘍の中に血管が露出していることもある為、内視鏡を用いて高張食塩水や純エタノールを局所注射するなどの止血術が行われます。

 

それでも胃痛や吐血が収まらない場合は、外科的手術が行われることもあるようです。

 

どの治療法も、胃痛や吐血などの症状の強弱によって異なってきますし、症状が出てから治療に入るまでの時間にも左右されます。

 

激しい胃痛や吐血などの症状が見られたら、市販の薬でごまかさず、すぐに医師の診断を受け、適切な治療をするよう心がけましょう。


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