肝硬変の吐血

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肝硬変での吐血は重症のサイン?

肝硬変とは、一つの独立した病気ではなく、様々な原因によって、肝細胞が壊死したり炎症を起こすことで、肝臓が小さくなったり硬くなる病気を言います。

 

また、肝硬変といえば、肝臓だけの病気と考えがちですが、全身に症状が出ることから、全身性疾患であるとも言われています。

 

そんな肝硬変での吐血は、肝硬変の病状でもかなりの重症であることが多く、一般的には完治は難しくなります。

 

しかし、肝硬変の進行は静かに進む為、自覚症状がないことが多く、突然吐血して初めて気づくことが多いようです。

 

また、肝硬変は吐血だけではなく、タール状の黒い便が続くことで、出血に気付くこともあるようです。

 

一体、なぜ肝硬変で吐血になってしまうのでしょう?そして、吐血という重症になる前には、どのような症状があるのでしょう?

 

 

<肝硬変の吐血の原因とは?>

 

日本人が発症する肝硬変の主な原因は、肝炎ウイルス(C型、B型)によるものが多く、次いでアルコールが原因であることが多いようです。

 

ウイルス性肝硬変では、C型肝炎ウイルス(HCV)が大半を占めており、血液の輸血や消毒不十分な針を用いた場合、ピアスやタトゥーでの不潔な針の使用などでも感染します。

 

本来、胃や腸の血液は肝臓を通りますが、肝硬変になると血液が通りにくくなり、門脈や肝静脈が狭くなったり、塞がってしまうことがあるそうです。

 

そうなると、血液は別の道を通って心臓に戻ろうとしますが、その道のひとつが食道や胃の粘膜下層の静脈である為、そこに血液が溜まることで食道静脈瘤や胃静脈瘤が発生してしまいます。

 

しかし血液は毎日通りますし、静脈瘤に負荷がかかることで、出血して吐血してしまうようになるのです。

 

肝硬変によって吐血や下血が起こることは、最悪の場合は命の危険がありますので、緊急治療を必要とすることになります。

 

たかが肝硬変による吐血だと、侮ってはいけませんね。

 

 

<肝硬変の吐血以外の症状とは?>

 

肝硬変になると重症の場合は、吐血や黄疸、腹水が溜まる、昏睡状態になるなど、合併症に伴い症状が出てしまうようです。

 

しかし、肝硬変が吐血する前の初期段階では、全身の倦怠感や脱力感、疲労感、尿の色が濃くなる、膨満感、吐き気、頭痛などの症状を訴えることが多いようです。

 

ただ、これらは必ずしも肝硬変特有の症状ではありませんので、他の病気が原因であることも考えられます。

 

肝硬変の初期段階では、先程も記載した通り、自覚症状がほとんどないことが多く、あっても軽微な為、吐血して初めて気づくことも多いようです。

 

また、吐血までいかなくても、健診などで偶然発見される、潜在性肝硬変と考えられる方もおられるようです。

 

出来れば吐血まで行く前に肝硬変になることを防ぎたいものですが、現実的になかなか難しいようです。

 

よって、定期的な健康診断や人間ドック、体に異変があった時に病院に行く、などの日頃からのケアが大切になります。

 

肝硬変で吐血になり、命の危険にさらされる前に、是非こまめなケアを行うようにしましょう。


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