過食嘔吐と吐血

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過食嘔吐で吐血の症状が!

現代の心の病気のひとつ、過食症。過食症は激しいストレスにより、食欲のコントロールが利かなくなり、短時間に大量の食べ物を食べてしまう病を言います。

 

過食症と真逆に食べ物を食べなくなる拒食症は、一見背反するものですが、拒食症から過食症に移行するケースが、なんと60〜70%もあるようです。

 

これら過食症・拒食症は「極端な痩せ願望」や「肥満恐怖」が共通しており、同じ摂食障害として、形は違うものの表裏一体とも言えます。

 

過食症の方は、過食を続けていると太ってしまう為、その恐怖から口に指を入れて嘔吐し、食べた分を吐き出す『過食嘔吐』を繰り返すことで、肥満を防ごうとします。

 

しかし、過食嘔吐を繰り返していると、単なる嘔吐では済まず、吐血や歯がボロボロになる、内臓疾患などを発症するようになるそうです。

 

一体なぜ過食嘔吐から、吐血の症状や他の症状を発症するのでしょう?

 

 

<過食嘔吐で吐血するって本当ですか?>

 

過食嘔吐を繰り返すと、食道や胃、口の中や喉などに負担が掛かります。この負担により、胃と食道のつなぎ目の粘膜が裂け、出血するようになります。

 

また、嘔吐する際に胃酸が食道に逆流する為、逆流性食道炎にもなりやすくなり、食道にびらんや潰瘍が出来、そこからも出血しやすくなります。

 

これらの臓器からの出血が、過食嘔吐時に同時に排出される為、嘔吐物と共に吐血してしまうことになるのです。

 

そんな状態でもさらに過食嘔吐を繰り返せば、更に食道や胃に負担が掛かり、出血が酷くなって吐血量も増え、貧血になることすらあるそうです。

 

また、過食嘔吐により逆流性食道炎が進むと、吐血だけでなく、便に血が混じる下血となり、黒いタール便が排出されるようになります。

 

それでも放置しつつ過食嘔吐を続ければ、傷ついた食道が耐え切れなくなり、食道破裂を発症し、命の危険が生じるようになってしまうのです。

 

特に過食嘔吐直後に、吐血や胸の痛みが激しくなったり、激しい腹痛に襲われる場合は、症状が進んでいるサインでもありますので、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。

 

 

<過食嘔吐で生じる体の異常とは?>

 

過食嘔吐は、過食しても栄養が吸収される前に吐き出す為、見た目にはむしろ少し痩せている方が多いと言われています。

 

また、過食嘔吐は最初は苦しくても、だんだん体が吐くことに慣れ、楽に吐けるようになって常習化しやすくなるようです。

 

その為、過食嘔吐を軽く考え、新しいダイエット法の1つだと勘違いしている方もおられますが、過食嘔吐は確実に体を蝕みます。

 

先ほど述べた通り、過食嘔吐は吐血や胃や食道の疾患だけでなく、繰り返す過食嘔吐は胃液によって歯のエナメル質を溶かし、歯をボロボロにします。

 

また、後で吐けば良いと思う安心感から、過食がエスカレートして、吐血しても過食を止められないこともあるようです。

 

更に太る恐怖から、下剤を使用する方もおられますが、下剤の乱用により腸の機能停止を引き起こしてしまうこともあるようです。

 

過食嘔吐は吐血や胃腸の疾患だけでなく、様々な悪影響を及ぼします。摂食障害が疑われたら、過食嘔吐による吐血になる前に精神科を受診し、過食嘔吐に駆り立てる元を断つようにしましょう。


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