咳と吐血

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咳こみながらの吐血の病気とは?

口から血を吐く吐血には、咳こみながらの吐血と胃の内容物と一緒に吐血するパターンがあるようです。

 

咳こみながらの吐血は『喀血』と呼び、呼吸器官からの出血が原因であることが多く、胃の内容物と一緒に吐血する場合は、消化管からの出血が原因であることが多いようです。

 

咳こみながらの吐血(喀血)は、感染症が原因で発生することがほとんどで、鼻からの出血が気道に入り、咳と共に吐血という形で排出されることも多く、通常は自然に治ったり、出血の原因が治療されて治ることも多々あるようです。

 

しかし、咳こみながらの吐血(喀血)の量が多い場合や、自然に治らない場合は、重大な病気が隠れている可能性もあるので、病院での精密検査が必要となります。

 

特に40歳以上の喫煙者が咳こみながら吐血をした場合は、痰に血が混じる程度であっても、肺がんの疑いがあります。

 

それでは、咳こみながらの吐血には、どのような病気が疑われるのでしょう?

 

 

<咳こみながらの吐血で疑われる病気 その1:気管支拡張症>

 

咳こみながら痰や血痰が出て吐血が見られる場合は、気管支拡張症が疑われます。

 

気管支拡張症とは、感染症や気道閉塞、先天性や免疫異常などが原因で、気管支が拡張したまま元に戻らなくなる病気を言います。

 

肺の局所的に発症する場合と、肺全体に発症する場合があるようですが、拡張した部分は気管支を綺麗にする浄化作用が低下してしまい、細菌が繁殖しやすくなります。

 

そうなると肺に炎症が起き、炎症部分から出血することで、咳を伴いながら吐血してしまったり、膿性痰や血痰が出ることがあるようです。

 

 

<咳こみながらの吐血で疑われる病気 その2:グッドパスチャー症候群>

 

咳こみながら痰や血痰が出て吐血が見られ、さらに呼吸困難になる場合は、グッドパスチャー症候群の疑いがあります。

 

日本では1919年に初めて発症例があり、その後現在まで50例しか見られない非常に珍しい病気です。

 

グッドパスチャー症候群は、血液中に肺胞壁(はいほうへき)の基底膜と腎臓の糸球体にある基底膜に反応する抗基底膜抗体ができることで、肺出血と糸球体腎炎が引き起こされる病気です。

 

この病気になると、咳こみながらの血痰や吐血(喀血)が出たり、倦怠感や悪寒、発熱などの症状が見られ、進行すると尿毒症の症状が出てくるようです。

 

また、咳こみながらの吐血で貧血が進行すると、腎不全や浮腫、高血圧になることもあるようです。

 

 

<咳こみながらの吐血で疑われる病気 その3:肺がん、肺アスペルギルス症>

 

咳こみながら痰や血痰が出て吐血が見られ、さらに呼吸困難と胸の痛みを発症する場合は、肺がんや肺アスペルギルス症の疑いがあります。

 

肺がんは肺に悪性腫瘍が出来てしまう病気ですが、進行が比較的遅い為、咳や吐血などの症状が出てきたときはかなり悪化していることが多いようです。

 

また、肺アスペルギルス症は、アスペルギルス属の胞子が肺の中で増殖し、菌球を形成することで発症する病気です。

 

アスペルギルス症になると、咳や喀痰などの吐血や、胸の痛み、呼吸困難などの呼吸器症状が出ることが多いですが、無症状のまま胸部レントゲン異常で発見されることも多いようです。

 

 

<咳こみながらの吐血で疑われる病気 その4:肺結核>

 

咳こみながら痰や血痰が出て吐血が見られ、さらに呼吸困難と胸の痛み、疲れやすい、寝汗をかくなどの症状がある場合は、肺結核の疑いがあります。

 

肺結核は結核菌が肺に入ることで発病し、吐血や咳、微熱、共通、食欲不振などの症状も見られるようです。

 

一昔前は不治の病とも言われていましたが、現在では治療することで十分に治る病気でもあります。

 

最近ではあまり見られない病気となりましたが、それでも年間2〜3万人程度の方が発症するそうですので、咳や吐血が見られたら、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。


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